ベッドフレームがそうである様に、マットレスにおいても色々と悩む場面というのがあるのではないでしょうか。この記事内でこの後説明させていただきますが、商品選びの段階からもそうでしょうし、購入後のメンテナンス方法についてもどうしようかと悩む場面が出てくると思います。
「たかがマットレス、されどマットレス」という所でしょうか(笑)
要はそういう事だと思うんですよね、購入するもその後のお手入れにしても悩みやすい人もいるんだと思います(もちろんその逆も然りですが)。そんなマットレスについての悩みを抱えている方のために今回は「マットレスで悩んだときは」と題し、マットレスで悩みを抱えている方々の手助けになればと思います。
マットレスで悩む時について
マットレスにおいて悩む事というのは冒頭の序文でも触れた通り、商品の購入とマットレスのメンテナンス方法に悩みやすい傾向があります。先ほどは序文なので簡単に触れただけでしたが今から「商品の購入する際」、それから「メンテナンスを行う際」の2つについて、なぜ悩みやすいのかについて詳しく説明させていただきます。
マットレス自体にいくつかの種類があるので悩みやすい
マットレスの購入の際になぜ悩みやすくなってしまうのか、それはマットレスその物の種類の多さにあると考えています。マットレスには構造の違いという意味では4種類あります。その4種類というのはボンネルコイル・ポケットコイル・国産ポケットコイル・マルチラススーパースプリングのマットレスです。その4つのマットレスの種類については今回は簡単な説明で留めさせて頂きます。
まず1つ目のボンネルコイルタイプですが、スプリング上のコイルをそのままマットレス全体に連結したマットレスで、面で体を支える事という構造なっており、適度な弾力があるのです。
2つ目のポケットコイルマットレスですが、これはスプリングの1つ1つが不織布(ふしょくふ)の袋で包まれており、体圧分散に優れているのが特徴です。体圧分散とは体中に圧力を分散させることですが、これによって体型や姿勢の凸凹に合わせてフィットするというメリットを持っています。メリットと言えば、先ほどのボンネルコイルタイプのマットレスとは異なり点で体を支えている事から、横揺れしにくいというのもそうですね。
3つ目の国産ポケットコイルタイプのマットレスですが、簡単に言いますと通常のポケットコイルのバージョンアップ版という感じですね。というのもマットレス内部の湿気を逃すための通気口やマットレスの陥りやすい症状ともいえる“ヘタリ”を防ぐための独立サポートが付いているのです(材料や造りにも拘っているというのも特徴的部分です)。
最後の4つ目のマルチラススーパースプリングタイプのマットレスは、国内の老舗ブランドでもある“フランスベッド”の高密度連続スプリングを採用されており、国内の病院や官公庁でも使われている程に有名なマットレスです。高密度スプリングが採用されているが故に、ボンネルコイルはもちろん国産のポケットコイルタイプと比べより良い寝心地を実現できる、そんなマットレスと言えます。
以上4つの異なるマットレスについて簡単に説明させて頂きました。簡単に言えば弾力性のあるのがポケットコイル、ポケットコイルと比べて体にフィットしやすいのが国産のポケットコイル(そのアップグレード版が国内製造の商品)、4つの中で最も理想的な寝心地を実現するのがマルチラススーパースプリングのマットレスです。大まかにいえばこんな感じですがさらに分かりやすく説明しますと、マルチラススーパースプリング>国産ポケットコイル>ポケットコイル>ボンネルコイルという感じでランク付けされると思って下さい。
つまり一番良いマットレスはマルチラススーパースプリングタイプという事になります。
こういった感じで書くと、マットレスの購入で悩んだ際の参考になりやすいのではないかと考えます。マットレスの種類を知り、自分にピッタリな種類のマットレスを見つければ、あとは使用しているベッドと同じサイズの商品を購入するだけですが、サイズによっては値段が高くなったり種類が少ないという事があるので気を付けて下さい。
マットレスを使う上ではメンテナンスにも悩みやすい
マットレス選びという課題をクリアした後に待ち構えているのが、使う上でのメンテナンス方法ではないでしょうか。シミなどの汚れに、ダニやカビなどが繁殖しない様に定期的にメンテナンスしないといけないのですが、その方法が分からなくて悩みやすいという物です。
特に一番行う必要のあるカビやダニの繁殖を抑える方法ですが、これは定期的にベッドの表と裏を入れ替えるという方法が特に有効です。こうする事でダニやカビの繁殖を完全にとは言いませんが、ある程度は抑える事が可能になります。
ベッドの表と裏を入れ替える以外には掃除機を掛けるという方法もオススメです。掃除機を掛ける事でマットレス表面のダニやカビを吸い取る事が出来ますし、他にもホコリを吸い取れマットレスを清潔にする事が出来ます(掃除機を掛ける時は縦・横と両方の方向に掛けるのがベターです)。
あと風通しを良くするために窓を開けるなどして、部屋自体の換気を良くするのもダニやカビの繁殖を抑えるためのコツです。掃除を行う際に窓を開ける事によって滞留した空気を無くすのがその目的ですが、その際には扇風機を掛けるとより風通しが良くなります。
以上が定期的に行うべきマットレスのメンテナンス方法になりますが、まとめると以下の通りです。マットレス本体の表と裏を定期的に変える・掃除機を掛ける・風通しを良くするために窓を開けたり扇風機を掛ける、マットレスのメンテナンスにおいてはこの3点は最低でも行うのが良いと思います。
次に頻繁に行うメンテナンス方法ではありませんがシミ取りについても少しだけ説明させていただきます。マットレスに付いたシミを取るためには水分を含ませたタオルと中性洗剤を使います。放蕩としてはまず最初に水分を含ませたタオルで“トントン”と根気強くシミを叩き、ある程度叩き続けてシミが薄くなったら薄めた中性洗剤を数分間浸透させます。最後にその残った中性洗剤をタオルで拭き取ればシミ取りは完了です。
処分する際にも困りやすい
購入する・メンテナンスを行う、これら以外でもう1つマットレスで悩みやすい事があります。それは処分する時です。
ベッドとのサイズがマッチしていなかったり、寝心地やデザインなどが好みと違って処分したいという場合には処分して、新しい物を買うという流れになると思います。ですが処分すると言ってもマットレス自体大きいですから、ゴミとして処分するにしても売るにしてもどうすれば良いか悩みやすいんですよね。処分する際にはお金は掛かりますが、一番手っ取り早い方法としては業者に頼むのか、購入したショップに処分を依頼するのが一番だと思います。リサイクルセンターに持っていく、自分でマットレスを解体する、金は掛かりませんが面倒には変わりありませんからね。
業者に頼むという方法は、業者が家まで引き取りに来てくれるので大変便利な方法です。
金額としては大体5000~15000円は掛かります(掛かる料金についてはベッドのサイズや業者によりけりなので前もってメールか電話で見積もりを出すのが良いです)。購入したショップに処分を依頼する場合は処理費用が無料になるので、どちらかと言うとこっちの方法をオススメしたくなります。ですが全てのショップで処理費用が掛からないとは限らないので、そこは事前に電話かメールでの確認が必須になります。
最後に
今回の「マットレスで悩んだときは」の記事は如何でしたか?
マットレスについて色々と悩みを持っている方々の参考になればと思います。