人間というのは色の影響というのを多分に受けている生き物です。
例を挙げますと赤色がテンションを挙げるのに対し、対照的なカラーでもある青色はテンションを下げるといった感じで大きく影響を受けています(食べ物にしても赤色とかは特に食欲が増幅させるという影響力があります)。ほんの一例ではありますが、とにかく色の影響を受けながら生きているという事が言いたいのですが、それはベッドにしても似たような事が言えるのではないでしょうか。というのもベッドというのは色によっては眠りやすい物もあれば、逆にそうでない物もあるからです。
ではどんなカラーのベッドが眠りやすいのか、今回はその事についての記事にしたいと思います。
眠りやすくなるためにはコツがある
眠りやすいベッドのカラーについての説明をしたいところですが、その前に眠りやすくなるための“コツ”について触れたいと思います。眠りやすくなるためには、ベッドのカラーがそれに相応しい物をセレクトするというのも大事ではありますが、その大事な事というのは他にもあるのです。
ベッドカラー以外での大事な事というのは、「部屋のコーディネート」です。
つまりお部屋の壁紙とか家具(本棚やクローゼットなど)やカーテンなど部屋を構成するアイテムの多くに眠りやすいカラーというのを取り入れるというのが、ベッドカラー以外での大事な事なのです。そうする事で部屋全体が眠りやすい空間を構築するので、睡眠不足などの深刻な症状に悩まされにくくもなります(そのためにもベッドや先述した部屋を構成するアイテムに、眠りやすい色の物を取り入れましょう)。
眠りやすいカラーについて
「眠りやすくなるためのコツ」についての説明をしたところで、本題の「眠りやすいカラーについて」に入りたいと思います。
眠りやすいカラーとは何なのか、実は今回の記事の冒頭でも少しヒントになり得る事を既に書いているのです。それは何かと言いますと「赤色はテンションがあがり、逆に青色はテンションが下がる」という部分です。もっと言わせていただくと、眠りにつく時というのはテンションが下がっている状態で、眠ろうとしても中々眠れない時というのはテンションが高過ぎてしまい、それが睡眠を妨害しているのです。
ここまで書いたら分かったという人も多いと思いますが、眠りやすいカラーというのは
「青色系」のカラーです。青色系のカラーはテンションを上げない、別の言い方をすれば鎮静作用によって気持ちを落ち着かせる効果があると言えます(赤色系のカラーの場合は刺激が強いのでテンションを上がってしまい、興奮してしまうのです)。
眠りやすいカラーは他にもある
眠りやすいカラーというのは青色系だけに限りません。
青色以外の眠りやすいカラーというのは、まず白色が挙げられます。青色と同様に白色も気持ちを落ち着かせる効果があるのです。
青色系や白色などのカラー以外には茶色など土色に近い色合いを持っているカラーも、眠りやすいカラーとして挙げる事が出来ます。茶色系のカラーは悪く言えば地味さがあり、それ故に派手な色が好きな人からは敬遠されやすいという欠点もありますが、派手さのない代わりに落ち着いた雰囲気を得られるので、快適な睡眠が実現しやすいカラーなのです。
あと緑色系のカラーも、「リラックスカラー」という異名を持っているほどに気分を落ち着かせる効果があるので、寝室に取り入れるべきからだと言えます(副交感神経に働きかけて興奮を抑える効果があります)。
まとめると眠りやすいカラーというのは青色系・緑色系・白色・茶色などの派手さのない、落ち着きのある色という事です。なので赤色系など刺激の強い派手なカラーをベッドや自室に取り入れない様にするのをオススメします。
色の種類は極力少なくするのも大事
ベッドやそれ以外のアイテムになるべく眠りやすいカラーを取り入れるのは大事ではありますが、あまりにもそのカラーの種類が多過ぎてしまうと不思議な物で、気持ちが落ち着かなくなってしまいます。
色の種類は出来る限り少なく、せいぜい3色が限界といったところです。そのためベッドやシーツ、それ以外のアイテム(カーテンやカーペットなど)を取り入れる際にカラーが3種類以上にならない様に注意する様にしましょう。
色の組み合わせ方として例を挙げますと、天井と壁に白色、ベッド本体と床部分を茶色にする、カーテンやカーペットなどのアイテムは残りの青か緑系のカラーにするといった感じです。こういった配慮を行うというのはちょっとした事ではありますが、これが眠りやすくなるための大事な工夫とも言えるのだと断言します。
寝室の色の取り合わせ方(もう少し詳しくいきます)
寝室のカラーの取り合わせ方については先ほども書かせて頂きましたが、「寝室の色の取り合わせ方」を知ってもらうために、もう少しだけ触れさせていただきます。
まず最初に天井や壁が白色でベッド本体や床部分が茶色の組み合わせている事を前提にしているというのを言わせて頂きます。快適な睡眠を実現したい場合には先ほどの話(天井や壁が白色でベッド本体や床部分が茶色の組み合わせている)に加えて、枕カバー・掛け布団・カーテン・カーペットなどの類を青色系カラーに統一するのがベターな方法と言えます。
暖色系カラーを取り入れたい場合
暖色系のカラーを寝室に取り入れたいという場合には、アースカラーの茶色やベージュといったカラーを取り入れるのが良いです。
この場合は天井や壁がベージュで、床が茶色という組み合わせが多いと思います。ベージュや茶色以外では黄色を取り入れてみるのも良いと思います(黄色には睡眠ホルモンと呼ばれているセロトニンの分泌を促す効果があります)。ただし黄色と言っても派手過ぎないパステルカラー程度の強さぐらいのを取り入れないといけません(それ以上に強過ぎる黄色では満足いく睡眠が行えなくなりますので、そこは注意が必要です)。
家具類の色はどうすれば良いか
天井・壁・床・枕カバー・掛け布団・カーテン・カーペット、これらにどの色を取り入れるか決まったとして、最後の問題というのがあります。
それは「家具類の色はどうすれば良いか」というのです。
家具類に関しては、茶色系のカラーを取り入れるのがオススメです。茶色系と言っても色々とあるので、2つに絞りたいと思います。
1つ目はベージュ、2つ目は木目調のカラーとなります。これらの内1つのカラーを取り入れるのが最適です(中でも木目調は高級感が出るので特にオススメしたいと思います)。
まとめ
今回の記事の“まとめ”に入りたいと思います。“まとめ”として押さえておくべきポイントというのは3つあります。
まず1つ目は眠りやすい色は青色・緑色・白色・茶色・暖色系(ベージュ・茶色・黄色(派手過ぎないレベルの)など)であるということ、2つ目は寝室のカラーは3種類以内に止めておく事です。そして3つ目は家具類にはベージュか木目調の色合いを持っているカラーを取り入れるべきという事です。
これら3つについては今回の記事でも何度か触れたと思いますが、眠りやすい部屋にするための最低事項ですから、是非とも覚えておいて欲しいとそう思います。
最後に
今回の「眠りやすいベッドのカラーとは?」の記事は如何でしたか?
今回はベッド本体というよりかは、ベッドも含む寝室全般の話にまで及んだ感があったと思います。とはいえ眠りやすい寝室にする事を考えると、是非とも把握してほしい事ばかりというのも確かだと個人的にそう思っています。