ベッドをシーンで選ぶ

北欧スタイルのベッドについて

一昔前まで寝る時のベッドというのは、ただ単に睡眠を取るためのアイテムに過ぎなかったのではないでしょうか。そんなベッドですが、特に2000年代に入ってから(早くは90年代後半辺りでしょうか)は、デザイン性に拘り始めた物が出回るようになったと思います。それは部屋のデザイン性を重視する人たちが増え始め、当然ながらベッド(他の家具類も同様)にも同じ様にデザイン的に優れた物を求めるようになったのだと思いますが、そうした人たちは、あるベッドを求めているみたいなのです。

それは「北欧スタイルのベッド」です。今回はその北欧スタイルのベッドについての紹介記事になります。

北欧スタイルのベッドとは?

「デザイン性に優れており、オシャレ感を演出する」、これが北欧スタイルのベッドであると私はそう思います。北欧に住んでいる人たちというのは元々家にいる時間が長く、そのため居住空間には特にコダワリというのを持っているのです(北欧ベッドというのはそんなコダワリのある人たちによって生み出されたと言っても過言ではないですね)。

ではなぜデザイン性に魅力(オシャレだと思わせる)や特徴があるのか、今からそれらについていくつか挙げたいと思います。

デザインがシンプル

不思議な物で、人間というのは派手な物に対してオシャレであるとは感じないという性質があります。ベッドにしても同様で、派手すぎる色調の物はどうしても下品に感じてしまうんですよね。

では北欧スタイルのベッドはどうなのかと言いますと、そういったことは一切なく、逆にデザイン的にシンプルになっているのが特徴です。もっと言えば「余分な物を削ぎ落とした」という感じでしょうか。派手でゴチャゴチャしていない、シンプルさなデザインにオシャレさを感じる、それが北欧スタイルのベッドの魅力の1つと言えます。

ちなみにデザインがシンプルになったのは北欧の人たちの多くが機能主義である事、それからバウハウス(工芸・美術・写真などを含んだ美術と建築に関する授業を行う学校)の影響を受けている事が由来となっています。

木目のカラーを生かしている

ベッドはその大半が原料に木材が使われているのは皆さんもご存知の通りと思いますが、北欧スタイルのベッドではその木材の木目を生かしたカラーも多いのです。

例えばメイプルならメイプルの、オークならオークの、いわゆるナチュラル・カラーになっているというわけです。味わい深い木目を活かしたナチュラル・カラーなので、これも先ほどの話にもなりますが、シンプルでかつ上品な感じがして、それもデザイン性の良さとオシャレ感の演出に一役買っているのだと考えます。

色物のベッドも1色のみで、かつ派手な色は使わない

ブラックにしろホワイトにしろ、他のカラーにしろ北欧スタイルのベッドで色物カラーの場合は基本的に1色のみと、これまたシンプルになっています。異なるいくつかのカラーによって構成されたベッドよりも、1色だけの方がシンプルなのには違いないですね。

そして派手な色は使わないという件ですが、これは例えばオレンジとか濃いピンクなど、キツイ色の使用は避けているということですね。オシャレな部屋というのはシックで落ち着き感があるというのも特徴の1つなので、そうした部屋にキツイ系のカラーのベッドは似合わないですからね。

収納スペースにはメリハリ感がある

北欧の人たちは収納が上手いのですが、それもあって北欧スタイルのベッドで収納スペースが付いているタイプでは、上手に収納しやすい様に工夫がされています。

ではどういった工夫がされているのかと言いますと、例えば日用品など普段見られたくない物を徹底的に収納してしまう、逆に見せたい物は見せるといった感じですね。「見られたくない物は隠し、見られたい物は見せる」、ここに北欧スタイルのベッドにメリハリ感を感じるのです。

北欧スタイルのベッドを購入するメリット

先ほどは北欧スタイルのベッドの特徴的な部分をいくつか挙げましたが、今からその北欧ベッドを購入する際のメリットについて説明したいと思います。

まず最初のメリットとしては、部屋のデザインに拘っている人にとって最適なベッドであるというのが第一に言えることだと思います。既に書いている事ではありますが、シックで落ち着いた印象を持っているベッドですから、部屋の雰囲気を良くするという効果がありますどんな部屋にしたいかについては人それぞれだと思いますが、例えば「上質で優雅で落ち着き感がある」、これを理想としているなら間違いなく自分にとって満足いく部屋が作ることが出来るでしょう。

別な言い方をすれば部屋の印象を良くするという事でもありますが、高級感を与えることも出来る、そういう意味では最高なベッドですね(とにかくオシャレな部屋にしたいのであれば、これ以上のベッドはないと言っても過言ではありません)。あとこれも既に書いたと思いますが、収納スペースにメリハリ感がある事から上手に物を収納しやすいというのもメリットとして挙げられますね。

「見せる物は見せて、見せたくない物は見せない」、良いですよね。

北欧スタイルのベッドを購入するデメリット

次に北欧スタイルのベッドを購入するデメリットについての説明を行いたいと思います。

北欧スタイルのベッドと大まかに言わせていただくと、特にこれと言ってデメリットを挙げる所はありません。強いていうのであれば、北欧スタイルのベッドは確かに部屋の印象を良くするという効果がありますが、それは逆を言えば部屋作りにそれほど拘っていないという場合にはベッドが部屋から浮いてしまっているという事があります。

部屋の雰囲気を良くするとは書きましたが、それはあくまでも部屋作りに拘っている事を前提とした話です。単にベッドを置いたというだけでは逆に目立ってしまうので、結果的に空気的存在になってしまう事もあるのです(そのため部屋作りの拘りが無い場合は北欧スタイル以外のベッドを選ぶのが賢明でしょう)。

北欧スタイルのベッドを購入する上でのポイント

北欧スタイルのベッドを購入する上での把握しておくべきポイントについて説明したいと思います。

北欧スタイルのベッドを購入する前の話になりますが、ご自身が「部屋作りに拘りがあるかどうか」というのが、最も重要だと思います。今回の記事では既に何度も触れていますが、高級感のある上品なイメージがある北欧スタイルのベッドなので、部屋作りに拘りが無いと下手すればベッドが完全に浮いてしまう事もありますからね。もちろんベッドが部屋全体からして完全に空気的存在になっても気にしないというのであれば問題にする事ではないとは思いますが、気になってしまうという場合には、北欧スタイルのベッドの購入は控えた方がよろしいでしょう。

部屋作りに拘りがあるという場合には、どのスタイルのベッドにも同じことが言えますが、お金との相談になると思います。収納タイプ・すのこタイプ・ロフトベッドなど、同じ北欧スタイルのベッドでも種類は細かく、さらにはサイズの違いやブランドによっても値段が高かったり安かったりしますからね。

北欧スタイルで自分が欲しいベッドの種類の中で、最も自分が求めている物を購入するために、通販サイトや口コミ(レビュー)のサイトを利用して調べるのもアリです。

最後に

今回の「北欧スタイルのベッドについて」は如何でしたか?北欧スタイルのベッドの購入を検討している方々の参考になれば幸いです。

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