ベッドで寝るという人は、ベッド以外にも絶対に必要なものがあります。枕や布団もそうですが、もう一つ必要な物があります。
それは「マットレス」です。
ベッドフレーム(ベッド本体)の上に設置するのがマットレスですが、値段はもちろん硬さ(柔らかい・硬いなど)にも色々と種類があるのです。人によっての好みもありますし、それ故に選び方も覚えておく必要があります。今回はそんなベッド関連の絶対に必要なアイテムの一つでもある、マットレスの選び方について紹介したいと思います。
マットレスについて
本題のマットレスの選び方についての説明をしたいところではありますが、その前にマットレスについての説明から始めたいと思います。
マットレスは寝るためには絶対に必要なアイテムというのは最初の方でも書かせていただきましたが、寝具(しんぐ)の一つでもあり、ベッドを使って寝る場合はベッドフレームの上に設置して使うのが基本です。
そんなマットレスにはベッド用と布団用の主に2種類あるのですが、今回はベッド用のマットレスについての説明になります。ちなみにですが、マットレスという言葉はアラビア語で「横たわる場所」というのが由来になったそうです。
ベッド用のマットレスにはいくつかの種類がある
文字通りではありますが、ベッド用のマットレスというのはいくつかの種類がありますそのいくつかの種類に分類されるのは、マットレス内部の構造の違いだったりします。もっと言えばスプリングの構造や硬さによって、主に寝心地などに違いが顕著になって表れてくるのです。
今から構造別にマットレスをそれぞれ1つずつ紹介したいと思います。紹介するマットレスの種類や特徴を覚えておくことが、自分にピッタリな物を選べる可能性がグッと高くなります。
- ボンネルコイルタイプ
- ポケットコイルタイプ
- ノンコイル系タイプ
このタイプは一般的なマットレスであり、弾力性がしっかりしているのに加え、安価に手に入れやすいという特徴があります。
ボンネルコイルタイプのマットレスは基本的には硬めの物が多く、何とビジネスホテルの多くに採用されているのです(これは低価格というのが大きく影響していると思います)安いということで低品質ではないかと思われる方もいるかもしれませんが、実際はそんなことはありませんので安心してください。
というのも安い割に耐久性がしっかりしているんです(そのためメンテナンスをしっかりしていれば10年と比較的長期間使い続けられます)。ただし魅力的な面ばかりではなく欠点もあり、それは1か所の振動がマットレス全体に伝わりやすいということです。
例えばクイーンやキングサイズなどの大きなベッドを大人2人で使う場合に顕著になるのですが、片方が起き上がる時にその振動がもう1人に伝わって起こしてしまう、というのが挙げられます。それと体の加重を面で受け止める構造になっているので、背中や腰に負担が掛かりやすいというのも欠点として挙げられます(特にお年寄りの方には厳しいマットレスと言えます)。
ポケットコイルタイプは、高級クラスのマットレスに採用されています。
先ほどのボンネスコイルタイプとも異なる部分があるのですが、それは体の支え方ですボンネスコイルタイプが体を面で支えるのに対し、このポケットコイルタイプは体を点で支えるという違いがあります。構造的な部分の話になりますがバネが独立していて、そのバネ1つ1つが袋に入れられています。バネの数も多く、ボンネルコイルタイプが約210本に対し、ポケットコイルタイプはおよそ500本も入っているのです(構造的にも手が込んでいるのは確かです)。
バネ数・詰め物・コイルの太さや長さ・コイルの巻き数などの違いで、同じポケットコイルタイプのマットレスでも寝心地に大きな違いが出てきます。構造が複雑故に余計に違いが表れるということですね(コイルの数が多ければ多いほど寝心地が良くなります)。その複雑な構造によって寝心地が大変良く、気持ちの良い睡眠が行いやすいというメリットがあります。また振動が伝わりにくいのもそうで、大きいサイズのベッドで大人2人が寝る場合でも、片方が起き上がった時にもう片方の人が振動で起こされてしまうという心配もありません。
この様に寝心地という観点では魅力的なマットレスではありますが、欠点もあります。それは湿気に悩まされやすいという点です。内部にコイルが多く入っているため、湿気が中に溜まりやすくなります(そのため湿気対策は必須です)。あと寝心地についても体に合わせてコイルが沈み込むという特性から、夏場になると暑苦しくて寝にくくなるというのも欠点として挙げられます。ただしこれらの欠点(湿気に悩まされやすい・夏場は寝にくい)は、通気性を高めたタイプのマットレスを選べばある程度は解消されるので、問題にしなくても良い場合もあります。
あと言い忘れましたが、構造が複雑なのでコストが掛かる、つまり販売価格が高くなってしまうというのも欠点ですね。
ノンコイル系のマットレスには低反発と高反発の2種類があります。それぞれの違いとしては、衝撃の吸収性と寝心地ですね。
まず低反発ですが衝撃の吸収性と寝心地が良いとされており、大変人気があります(元々はNASAが打ち上げを行う際に衝撃を吸収するために開発されたそうです)。反発力が低くて力が掛かると「ゆっくりと沈む、そしてゆっくりと戻る」という仕組みで、スポンジの一種でもあります。このため衝撃の吸収性に優れていて、寝心地が良いということで人気だということなんですね(しかも比較的安く手に入れやすいというのも魅力的です)。
ただし吸収性に劣っているので湿気対策を定期的に行う必要があるなど、魅力的な面ばかりではありません。
一方の高反発タイプですが、これは低反発とは逆で力が掛かると「反発力が高くて素早く沈み、素早く戻る」となります。なので低反発のノンコイル系マットレスと比べると寝心地に多少難がありますが、通気性に優れているという長所があるので湿気に強いといえます。
マットレスの選び方について
遅くなりましたが、いよいよ本題の「マットレスの選び方」に入りたいと思います。ベッド本体においてもそうですが、マットレスを選ぶにしても、当然いくつかポイントがあるのです。
そのポイントについて、いくつか挙げたいと思います。
- マットレスの種類について前もって知っておく
- 前もって予算を決める
- サイズについても知っておく
既に書いていることではありますがマットレスには種類も豊富ですし、同じタイプでも構造上に多少の違いがあったり、さらには値段も大きく異なったりします。
もっと言わせていただくと寝心地も異なりますから、当然予備知識としてマットレスの種類について知っておくというのは絶対的に重要なことであると考えます(知らずに購入して後悔することが無いようにしましょう)。
出来ればこの記事の「マットレスについて」の項目をしっかりと確認していただければ大変有り難いです。
これはマットレスの種類を知るのと同じくらいに重要なことではないでしょうか。購入するという段階では、当然お金を支払う必要がありますからね。
要は購入段階になって「金額が足りない」ということが無いように、前もって「~~円まで」と購入可能な予算を決めておくのが大事であるということが言いたいのです。
マットレスを購入するということは当然ベッドを使うということですから、そのベッドと同じサイズのマットレスを購入しないといけません。
シングルやダブルといった比較的小さいサイズもあれば、逆にクイーンやキングサイズといったベッドもありますから、使用する(している)ベッドと同じサイズのマットレスを購入するようにしましょう。
最後に
今回の「マットレスの選び方」は如何でしたか?今回の記事がマットレス選びに悩んでいる方々の参考になれば幸いです。