寝具のカラーといえば昔は白やベージュなど限られた色しか選べなかったというのが実情でしたが、近年は白やベージュ以外にも黒や水色などカラーバリエーションの豊富さに驚くという人もいるでしょう。単色だけではなく複数の異なる色を使い分けた物もあれば、模様柄など豊富にラインナップされているのは言うまでもないのが近年の寝具事情です。
そんな近年の寝具事情ではどのカラーの寝具を購入するべきか悩みやすい場合もあると思います。カラーだけでたくさん種類があり過ぎると選び辛くなりますから当然といえば当然ですよね。そんな寝具のカラー選びで迷っている方々のために、今回は「寝具のカラーをどう選ぶか」、これについての記事にしたいと思います。
寝具のカラー選びのポイントは眠りやすい色をセレクトすべし!
冒頭でも同じことを書きましたが、カラーのラインナップだけでも豊富な寝具のセレクトというのは難しいと感じる人は多いです。選ぶのが難しいという事は、選ぶためのポイントを把握おけば良いのではないでしょうか。そうすれば寝具のカラー選びでの悩みが解消、完全に解消は出来なくとも悩みは軽減されるはずです。もちろん好きな色というのがあって、そこにはどうしてもコダワリがあるという人もいると思いますが、そうではない人にとってはポイントを把握するのが一番理想的と言えると考えます。
そこで気になるのが寝具のカラー選ぶためのポイントですが、それは「眠りやすい色をセレクトする」というのが一番良いと思います。「眠りやすい色の寝具を選ぶ」というのは寝具選びにおいては1つの基準に過ぎないかもしれませんが、こういった基準を設けておくのも大事ではないでしょうか。特にこの「眠りやすい色の寝具を選ぶ」というのは寝具本来の用途を考えれば最もベストな基準ではないかと言えます。
眠りやすい色とはどんな色なのか
眠りやすい色の寝具を選ぶとなると、当然その色が何なのかを知る必要があります。ではどんなカラーが眠りやすいのかと言いますと、青色の寝具になります。なぜ青色の寝具が眠りやすいかといいますと、理由としては青色には鎮静作用という心を落ち着かせる効果があるからです。鎮静作用があるという事は心拍数や脈拍を抑える効果もあるという事でもあり、結果的に良い睡眠を実現しやすいのです(ちなみに青色の寝具で寝た時の平均睡眠時間は7時間52分だそうです)。
良い睡眠のためには気持ちを落ち着かせるという事はとても重要であり、そういう意味では青色の寝具を選ぶというのは最高の選択と言えるのではないでしょうか。例えば枕カバーとかに青色の物を採り入れるのはどうでしょう。季節問わずに人間が直接触れる部分でもありますから、睡眠の効果がより表れやすいという意味でも、枕カバーに青色のカラーを取り入れるというのは良いと思います。
青色以外にも眠りやすい色はある
眠りやすい寝具の色は青色と先ほど書きましたが、青以外のカラーの寝具にも眠りやすい色はあります。まず最初に黄色、黄色は寝室を暖かみのある居心地良い空間にする効果を期待する事が可能です。
次に通称“リラックスカラー”とも呼ばれている緑色も興奮を抑えるために副交感神経に働きかけ、リラックスさせる効果があるので眠りやすいカラーの1つです。リラックスさせるだけでなく、ストレスを和らげる効果も期待出来ます。青色も含めて緑色・黄色といずれのカラーは興奮を抑えてリラックスさせるという共通点があるのは違いありません。
眠りにくい色の寝具を選んではいけない
眠りやすい色があるという事は反対に眠りにくい色もあるという事です。眠りにくい色というのは眠りやすい色の特徴でもある鎮静作用とは対照的な、興奮作用というのがあります。興奮してしまうと気持ちが落ち着かないので眠りにくいので、そんな眠りにくい色が使われたカラーの寝具は眠るために使う寝具本来の用途を考えれば、間違いなく避けるべきカラーです。
眠りにくい色について
眠りやすい色がそうである様に、眠りにくい色というのもいくつか挙げられます。眠りにくい色としていくつか挙げられる中で最も眠りにくい色としては紫色・茶色・グレーの3色を挙げる人が多いです。
まず紫色ですが、脳に与える影響が大きいために眠りにくいと言われています。というのも脳の芸術分野に働きかけるために、目覚め後にハッキリと覚えるくらいに印象的な夢を見たり、夢見の最中にうなされてしまい眠りにくいという事が起こりやすいそうです。私も紫色というのは中々芸術的な色合いだと思っていましたが、眠りにくい色でもあったんですね。
茶色やグレーについては気持ちを下げてしまう効果があるため快適に眠る事が出来ないという研究結果があるため、紫色と同じく寝具のカラーとしては選ばないのが賢明です。
今回のまとめ
では今回の記事のまとめに移らせて頂きます。まず最初に寝具のカラー選びで最も重要なのは「眠りやすい色(青・緑・黄色)の寝具を選ぶ」という事です。記事中にて説明したと思いますが、寝具本来の用途を考えると必然的な事と言えます。特に仕事や人間関係が要因でストレスを抱えやすい人にとっては尚更必然的と言っても過言ではありません。
また同時に「眠りにくい色(紫・茶色・グレー)の寝具は避ける」という事も覚えておいて欲しい所です。要約すると「眠りやすい色の寝具をセレクトし、そうでない色の寝具は避ける」です。
おまけ(眠りやすいカラーの寝具、その色の組み合わせについての注意点)
今から少しだけ眠りやすいカラーの寝具、その寝具の色の組み合わせ方についての注意点についての説明を行いたいと思います。眠りやすい色の寝具を選んでいるとはいえ、決して油断できない点があるのです。
それは何なのかといいますと、眠りやすい色でも寝具ごとに異なるカラーにしたいという場合は、すべての寝具の色の合計が1~3色になる様にして下さい。もっと言えば寝具の色全てを同じ色で統一した方が良いという事です。というのも3色以上だと睡眠中の神経に大きな影響を与えてしまい、眠り辛くなってしまいます。
そのため異なっていても3色以内で収める、もしくは1色で統一するのが好ましいのです。3色以内だと例えば枕カバーに青色、布団に黄色といった組み合わせになります。もちろん枕カバーが黄色で布団が青色という組み合わせでも一切問題はありません。出来れば全ての寝具の色は一番眠りやすい青色に統一してほしいですね。
最後に
今回の「寝具のカラーをどう選ぶか」の記事は如何でしたか?寝具のカラー選びというのは正直その基準が明確ではない限り選ぶのが難しいと思っている人が多い気がします。とはいえ今回の記事でも何度も書いた様に「眠りやすい色の寝具を選ぶ」という明確な基準さえ持てば、寝具のカラー選びが行いやすくなるのは確かなので、寝具のカラー選びで悩んでいる方にはそうした明確な基準を持って欲しいと思います。
もちろん寝具の色に拘りを持っている方や、寝具の色に関係なく眠りやすいという人もいると思いますから、そうした方々には今回の記事における寝具のカラー選びは参考にならないかもしれません。ですが何度も説明している様に「色選びに明確な基準がない」という人や、快適に眠るのが中々難しいという方々にとっては今回の記事は参考になるのではと思っています。