ベッドの基礎知識

長く使えるベッドの選び方

ベッドを購入したら頻繁に買い替えるという人はあまりいないと思います。もちろん購入直後に商品に何らかの欠陥(けっかん)が見つかったという場合には商品の返品、それが不可能であれば別のベッドに買い替えるというのが大半ではないでしょうか。ただそれでもベッドを頻繁に買い替えるという人は基本的にはそんなにいないと断言出来ると思います。

ベッドというのはご存知の通り大きい物ですから買い替えようとなったら処分が大変ですし、購入した際にも搬入作業に手間が掛かる事もありますからね。そういう意味では「ベッドは長く使っていきたい」、もっと言えば「一度買ったらもう買い替えはしたくない」というのが本音ではないでしょうか。ただ本音がそうであったとしても、寝心地や商品に何かしらの不備(亀裂が入るなどの)があったとなれば、買い替えや処分を行うのを避ける事は出来ないと思います。つまり長く使っていけるベッドを選ぶための方法を知っておく必要があるという事です。今回の記事ではそんな「長く使えるベッドの選び方」について紹介させて頂きます。

長く使えるベッドの選び方

自分がベッドに何を求めているかを把握する

長く使えるベッドを選ぶ前の段階の話になりますが、自分がベッドにどんな要素を求めたいかというのを前もって把握しておくというのが「長く使えるベッド選び」においてまず一番大事な要素ではないかと考えます。例えば本や書類などを入れるための収納スペースを必要としているのか、あるいは収納スペースは要らないけれども「寝る前に少し本を読みたいので照明付きのベッドが欲しい」といった感じでどういった要素を必要としているかを把握しておくべきという事なのです。そうでないといざ購入した後に、「やっぱり収納スペース欲しかったな~」といった感じで仮に商品自体に欠陥が無かったとしても、後悔する可能性が高いからです。なのでそうならないためにもまずはどういった要素を求めているかというのを知っておいてほしいと思います。

ただし先ほどの説明で上がった「収納機能」や「照明機能」など付加要素が特に必要でもないという場合は特に問題にする必要はないでしょう。その場合は極端に言いますと「寝る事が出来たらそれで言い」という事になりますからね。

部屋に置いても余裕のある大きさのベッドを選ぶ

部屋の高さや広さはお住いの家によって様々に違いはありませんが、そうなると部屋に置く事が出来るベッドの大きさについても 全く同じ事が言えると思います。例えば部屋が十分過ぎるくらいに広い場合はクイーンやキングなどのサイズが大きいベッドでも部屋に置いたら余裕があっても、部屋が広くない場合には仮に置けたとしても圧迫感を感じてしまうという、そんな感じです。

ベッドを置いただけで部屋全体に圧迫感を感じてしまうと、睡眠の取りやすさに悪影響が出てしまいます。中々眠りにくくなるのはもちろんですが、その結果不眠症などの症状を引き起こす可能性も大いにあるのです。長く使っていくにはそういった事が起こってしまうというのは大変よろしくないという事は言うまでもありません。せっかく長期間、もっと言えば永久的に使っていくわけですからね。

なので広くない部屋にベッドを置く場合には、部屋に入れても十分に余裕のある圧迫感の無いベッドを選ぶというのが最善の方法と言えるのです。クイーンやキングといった大きいサイズのベッドは置けなくても、シングルやダブルといった比較的サイズの大きくないベッドを置いて圧迫感を感じないのであればそうするべきなのです。

ベッドのサイズと部屋の広さを知っておく

ベッドのサイズにも色々とあり、それについても予め知っておくのも大事なのです。これについては先ほどの話の延長になりますが、ベッドサイズを知っておき、かつ部屋の広さも知っておけば部屋にベッドを置いた時に問題なく設置出来やすくなるのは勿論、圧迫感を感じさせない事も可能だからです。もっとも部屋の広さよりもベッドのサイズが大き過ぎてしまったら圧迫感を感じるかどうか以前に部屋に置くことが出来なくなりますから、それも避けるためにも部屋の広さとベッドのサイズを知っておくべきですね。部屋の広さについては家によって異なるという事で敢えて触れませんが、ベッドのサイズについては参考程度に書かせて頂きます(長さは基本的には195cmですから敢えて省略します)。

セミシングルサイズ(幅90cm)・シングルサイズ(幅100cm)・セミダブルサイズ(幅120cm)・ダブルサイズ・(幅140cm)・クイーンサイズ(幅150~180cm)・キングサイズ(幅180cm)、以上になります。これらのサイズのベッドと、部屋の広さ(幅と長さ)を前もって調べておき、部屋に置いても余裕のあるベッドを選ぶ様にして下さい。

通販での購入は信頼できるサイトからにした方が良い

近年インターネット技術の発展に伴ってネット通販で数多くの商品を購入する事が可能で、それはベッドにしても同じです。いつでも好きな時間や場所、好きなタイミングで商品を注文する事が出来るという便利さもあって大変魅力的な点があるというのは私自身も承知している所です。ただベッドというのはやはり寝心地やデザインなど様々な観点から、やはり相性というのがあります。

ネットの通販で購入という場合には自身にとって相性の良いベッドを見つけるというのは正直難しいと言わざる負えないと思います。実物を確認することが出来ないですから、デザインや寝心地などの質感から「思っていたのと違う」といった事が十分に考えられるのです。さらに言わせて頂くと、商品の返品も物が物(大きいだけに)ですから自分で処分しないといけないという事も多いです。

そのため直接お店で購入するのが良いという話にもなるのですが、近年ではベッド専門店でも通販サイトを運営している所が多くなっています。同時にベッド1つにしても事細かく写真と共に詳細が説明されている事が多くなっており、通販購入において信頼性も高まっているのです。その点を考えると通販で購入する際には商品についての説明が詳しく行われているサイトから購入する事をオススメします。

値段でベッドを選ばない方が良い

ベッドに限らず商品を選ぶ基準の1つとして「なるべく高い物を選ぶ」というのがあります。その説について個人的には「半分正しく、半分間違っている」と思っています。確かに値段が高ければ高いほど、安全性が高く丈夫で寝心地にしても理想的なベッドを手に入れやすくはなるとは思います。

ですが高額なベッドの全てが高品質とは限りませんし、人によっては「値段ほど良いとは思えない」と感じる場合もあるでしょう。そういう意味でも値段の高いとか安いとかで商品の質を判断しないのが賢明ではないかという事なのです。

ただし安い物であれば何でも良いというわけではありません。安いと言っても3万円は必要になります(それ以下の値段ですと商品の質に問題がある場合が多くなります)。ベッド購入の金額としては安くて高品質ならば3~5万円が目安という感じなので、これから長く使えるベッドを購入する事を検討している方は是非とも覚えておいて欲しいと思います。

最後に

今回の「長く使えるベッドの選び方」の記事は如何でしたか?
ベッドを末永く使えるベッドの購入を考えている方々の参考になれば幸いです。

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