ベッドで寝ている人が使っているマットレス、メンテナンスの方はどうしていますか?普段何気なく使っていると思われるので意識していないという人が多いかもしれませんが、布団・枕カバー・シーツがそうである様にマットレスというのもメンテナンスが必要だったりします。
後述しますがダニやカビなどのアレルギー対策、汗や食べ物などの汚れから保護しないといけないなどのメンテナンスが必要不可欠になります。面倒だと思っている人も当然いると思いますが、長期的に使うとなればどうしてもメンテナンスは必要なんです。
そこで今回は「マットレスのメンテナンスについて」と称し、マットレスのメンテナンス方法について紹介したいと思います。
マットレスのメンテナンスを怠ってしまったら?
マットレスのメンテナンス方法についての説明をしたい所ですが、その前にメンテナンスそのものを怠ってしまうとどうなるのかという、いわゆる前説明を行いたいと思います。
マットレスのメンテナンスを怠ってしまうという事で一番悩まされやすいのは、冒頭でも触れたダニやカビによって引き起こされるアレルギー症状に悩まされやすくなるという事です。ダニやカビによるアレルギー症状というのは数が多いので一部の紹介となりますが、主にアレルギー性鼻炎・アレルギー性皮膚炎・アレルギー性結膜炎・アレルギー性ぜんそく等の症状に掛かりやすいという人が結構多いです。いずれも症状も引き起こすと厄介である事に違いありません。
あとアレルギー症状以外では、食べ物など何だかの理由で付着してしまう汚れで全体的に汚く見えてしまうというのも言えますね。マットレスはご存知の事と思いますが、大きい物ですから汚れてしまうと綺麗な状態に戻すのに手間が掛かったり、もしくは綺麗にできず最悪の場合リサイクル業者に処分してもらうハメになります。
なのでアレルギー症状に悩まされたり汚れてしまわない様、清潔感を保つため「マットレスのメンテナンスは絶対的に行うべし!」というのは確かだと思います。
マットレスのメンテナンス方法について
では本題のマットレスのメンテナンス方法の説明に入りたいと思います。メンテナンス方法としては以下の事を行うのがベターです。
マットレスの表と裏を1~3か月ごとに入れ替える
布団・シーツ・枕カバー、これらの交換をマメに行う
か月に1回はマットレスを日光に当てる
最初の①についてですが、これはマットレスの部分的なヘタリというのを防ぐために必要な事であります。どんなに丈夫で造りの良いマットレスでもいずれは寿命を迎えてしまうので、出来る限り長寿命で使える様に、1~3か月ごとに1回マットレスの表裏を変えるのが良いんです(長期間使用し続けるための工夫と言えますね)。
次に②ですが、これは人間が寝ている間にかく汗と大いに関係があります。
人間は寝ている時にはコップ1杯分の汗をかくと言われているのですが、その汗によって布団やシーツ(それと枕カバー)などに汗が溜まっていくのです。ずっと放置しておくと、溜まった汗によって雑菌が繁殖してしまいます。
それだけではなく、汗による水分や塩分によって最悪の場合マットレス内部のコイルを痛めてしまう事もあるのです。なので布団・シーツ・枕カバーの定期的な交換(交換した布団・シーツ・枕カバーはもちろん洗濯する必要があります)の交換はマメに行わないといけないのです。
最後の③ですが、これは乾燥させてマットレスの水分を抜くという目的が一番の理由です。ダニを完全に退治させるのに効果的と言っている人もいますが、個人的にはそれほど効果的ではないと思います。なぜ効果的だと言われているのかというと、それはダニというのは熱に弱いので太陽の光を浴びれば、その熱でダニが消滅すると考えられているわけです。ですが熱に弱いとはいえ、最低でも温度が50度くらいないと、ダニを完全に消滅させることは出来ないのです。夏場になると熱くなりはしますが、流石に50度に達するという事はまず無いですからね。
ダニを消滅させる効果というのは理想の半分くらいしかないと思った方が良いと思います。そのためマットレスを日光に当てる1番の目的は水分を抜いて乾燥させるためと言えます。いくら汚れや汗に注意を払おうとしても、ある程度は寝ている時の汗による水分が溜まりますか、その水分を抜く必要があるというわけです。ただ場合によってはマットレスを日光に当てるというのは難しい人もいるかもしれないので、それ以外の方法も書かせて頂きたいと思います。どういった方法かと言いますと、部屋の湿気を取る事です。具体的な方法としては、窓を開けたり扇風機を付けるというのがその方法になります(とのかく湿気を取るというのが大事なのです)。
ダニの死骸対策も必要不可欠!
マットレスというのは、実は清潔にしようとするだけではダメなのです。というのもしっかりとメンテナンスをしたとして、どうしてもダニが発生する場合があります。なのでダニの死骸などを取り除くために、マットレスの表裏に掃除機をかけてダニを吸い取って下さい。その際は縦方向のみならず、横方向にも掃除機をしっかりとかける必要があります(特にダニが最も集まりやすいとされる頭や足元に触れる部分と、縫い目の凹(くぼ)んでいる部分にはしっかりと掃除機をかけて下さい)。
それと掃除機についてですが、吸収力のしっかりしたタイプの物を使用して下さい。除機以外では布団専用クリーナーを使うという手もあるので、もし吸収力に多少劣る掃除機しかないという場合には検討してみるのが良いと思います。
ただ掃除機(あるいは専用クリーナー)に吸収力の高い物を選び、徹底的にダニを吸収しようとしても、ダニというのは厄介な物で、残念ながら徹底的に掃除機をかけてもマットレスに潜むダニのおよそ20パーセントしか取り除けません。とはいえマットレスの表面のダニやその死骸を取り除く上では掃除機がけは間違いなく効果アリなので、是非とも行ってください。
食べ物などの汚れが付いたらどうすれば良いか
食べ物による汚れが付着してしまうと、汗と同様に水分によってカビが繁殖してしまいます。それを防ぐためと汚れを落とすために、水分を含ませて固く絞ったタオルで汚れてしまった部分を叩くのが良いです。汚れをタオルに多少移せたら、今度は水で薄めた中性洗剤を汚れてしまった部分に浸透させてください。
浸透させた後しばらくして拭き取ったら、食べ物の汚れ取りは完了です。
便利なアイテムを使ってダニやカビの繁殖を防ぐ
ダニやカビの繁殖を防ぐには、掃除機がけや布団やシーツなどの定期的な交換、それからマットレスを太陽の光に当てる以外にもあるんです。それがそのための便利なアイテムを使うという事であります。
例えば「ダニ捕りシート」、これはマットレスやシーツの上に置くだけなので、簡単に使うことが出来ます。他にも柄の長いフローリングワイパーを使うのも1つの手です。ダニやカビはホコリからも繁殖するので、ベッドフレーム下が空洞になっている場合には、このアイテムは特に重宝する事でしょう。また湿気もダニやカビの繁殖の手助けをしてしまう事から、その湿気を抑えるための「防湿シーツ」というアイテムもダニやカビの繁殖を抑えるのに効果的なので是非とも使ってみてほしいと思います。
最後に
今回の「マットレスのメンテナンスについて」の記事は如何でしたか?
マットレスのメンテナンス方法で悩んでいる人の手助けになれば幸いです。