梅雨の時期でもある6月を超えて、いよいよ7月は半ばを迎えようとしていますね。そして先月からそうだったと思いますが、ジメジメして暑い時期がやって来たともいえると思います。そのため私としてはこの時期は暑さとジメジメした感じが押し寄せてくるという意味では大変に悩ましい時期と感じています(こう思っているのは私だけではないと思います)。
さてそんな夏の時期に突入したわけですが、その夏に使う寝具というのはどうしていますか?おそらく寝具については布団以外は基本的に変えていないという人が多いのではないかと思いますが、季節によって寝具も変えるべきだと個人的にそう思うのです。
例えば春には春の、冬には冬のといった感じで、それは夏場でもある今においても同じ事が言えます。というわけで、今回は夏に使う寝具についての記事にしたいと思います。
夏に使う寝具について
夏というのは春夏秋冬という4つの季節でも一番厄介というのは、先ほど同じ事を書いたと思いますが、それは多くの人にとっても同じではないでしょうか。暑い上にジメジメとしていますからね、当然と言っても過言ではないかと思います。
そんな夏だからこそ、特に快適な寝具を用いて寝るのが一番であり、極端な話であはありますが絶対にそうしないといけないとも考えます(寝室にクーラーが無く、日々暑さに悩まされている方は特に快適な寝具で快適な睡眠を行うべきです)。
夏専用の寝具としてのアイテムを用いるべき
寝具と言っても色々とあります。ベッドフレームはもちろん、マットレスや布団、それからシーツなどもそうですね。ですが寝具というのはベッドを構成するパーツだけではないのは確かです。
例えば2つのベッドをくっ付ける時に隙間を埋めるために使う、“隙間パッド”もその1つです。当然夏場に快適に眠るためのアイテムもそうで、接触冷感寝具というのもそのアイテムであります。
接触冷感寝具とは?
先ほど接触冷感寝具という言葉が出てきましたが、これについて今から説明したいと思います。触ると冷たく感じる寝具というのが、接触冷感寝具です(正しく言葉通りの意味という感じですね)。
そんな接触寝具冷感ですがその種類はいくつかあって、汗取りパッドといったいかにも夏場のためのアイテムもそうですがシーツや布団、それから枕カバーなどのベッドを構成するパーツにも接触寝具冷感としてのアイテムがあります。汗由来のべたつき感や暑過ぎてクーラーが無いと眠れない、もしくはそのクーラーさえも無いので眠り辛いという人は接触寝具冷感を使う事をオススメしたいと思います。
接触冷感寝具の効果は短時間である
「暑過ぎて眠れないといった悩みを抱えている人には接触冷感アイテムを使うべし!」と書きましたが、ここで1つ注意点というのがあります。それは接触冷感寝具の効果というのは長くは続かず、短時間のみ効果を発揮するという事です。接触冷感の寝具ですから、触れた瞬間は確かに冷たく感じるでしょう。
ですがずっと触れていれば、体温のせいで暖かくなってしまうのです(夏場の暑い時期ですから尚更ですね)。冷たく感じるのは最初の内で、しばらくすれば接触冷感ではない通常のアイテムのそれと全く同じになってしまいます(接触冷感寝具を使う場合はこの事は絶対に覚えておくのが賢明ですね)。
ですがガッカリしてはいけない所もあり、それは寝返りを打つなど態勢を変えた時に冷たく感じる(別の言葉で言えば“ひんやり感”)というメリットがある事です。これは寝ている際に寝返りを打ちやすい人にとっては、メリットと感じやすいと思います(ただし寝返りを打ちにくい人にとってはメリットと感じないかもしれません)。
接触冷感寝具が冷たく感じる理由
ここで少し本題から外れた話になるかもしれませんが、「接触寝具冷感が冷たく感じる理由」事について触れたいと思います。接触冷感寝具のアイテムがなぜ冷たく感じるのか、それはどのアイテムにもある共通点があるからです。
その共通点というのは、「熱伝導率が良い」という事です。
「熱伝導率が良い=熱が移動しやすい」なので、熱は温度の低い方向に移動します。
例えば鉄なんかもそうですが、鉄も熱伝導率が良いので触った瞬間に冷たいと感じるのです。また熱伝導率の良さだけではなく、使われている素材も通常のそれとは異なっています。というのも接触冷感寝具に使われている素材というのは、接触冷感用の素材が使われているのです。
例えば繊維中に水分を多く含んだシルクや、硬質でシャリシャリ感を感じる麻(あさ)も接触冷感の素材であります。ちなみにですが接触冷感寝具としての素材として使われているのは、天然繊維(レーヨン・キュブラ・ポリエステル(←ギターの塗料としても有名)など)を原料とした化学繊維が大半です。
接触冷感寝具としては塩を使った商品がオススメ
接触冷感寝具としてオススメしたいアイテムは、原料に塩を使っている商品です。なぜ塩を原料にしている接触冷感寝具が良いのかと言いますと、欠点とも言える「効果の持続力の短さ」を補ってくれるからです。
塩というのは30度を境にして結晶化(皆さんご存知の料理に使うあれですね)したり水溶化します。この時に周囲の熱を奪って温度を下げたり、熱を発散させる性質があるのです。外気の温度と体温に反応して熱を吸収して放熱、これを繰り返すので温度を30度前後に維持するので、寝具の温度が変わらないのです。
こういった温度が変わらないといった変化が期待できるという事もあって、最近は塩を原料の1つとして使っている接触冷感寝具の商品も増えています。塩を原料に使う事で、冷たさという効果が持続するので、夏の寝苦しさを解消させてくれるというわけです。特に冷却ジェルマットはオススメしたいですが、この後に説明させて頂くデメリットもあるので、合わないという人もいるかもしれません。
塩を使った接触冷感寝具にはデメリットもアリ
塩を使った接触冷感寝具には先述したようなメリットがある反面、デメリットに感じてしまう部分もあります。
例えば冷却ジェルマットが特にそうですが暑苦しさを感じさせないというメリットがある反面、冷たすぎると感じてしまう場合もある、これがデメリットとして挙げられる部分です。例えば夏場の中でも気温が低い日に、先ほどの冷却ジェルマットを使って寝た場合に風邪を引いてしまう事もあるのです(そのため冷え性の人は使用を控えた方が賢明ですね)。
冷感敷パッドもオススメ
接触冷感寝具の1つですが、冷感敷パッドもオススメしたい夏の寝具のアイテムです。ひんやり感と蒸れにくさの効果があるために、このアイテムも結構な人気を博しています。
比較的安く入手できるという点も魅力的ではあるのですが、極端に安い価格のはオススメしません。そういった商品になると、先ほど書いたメリット的な部分(ひんやり感と蒸れにくさ)を感じられないからで、結果的には熱もこもって蒸れやすいという最悪な効果しか得られないのです。
もっと言えば「使わなかったら良かった」という結果にもなってしまいますよね。なので安すぎる商品には手を出さないのが、良い冷感敷パッドを選ぶうえでのポイントとなるので把握しておくべき所です。
最後に
今回の「夏に使う寝具について」は如何でしたか?
暑くてジメジメする大変苦しい時期を乗り切りたいという多くの方々の参考になれば幸いです。どうか頑張って、この夏を乗り切って下さい。