ベッドの基礎知識

搬入経路に注意する

ベッド本体やマットレスなど、ベッド関連の大きな物はというのは購入してから使い始めるに至るまでに、いくつかの手順というのがあります。その手順については敢えて省略させて頂きますが、その手順の中には搬入作業というのもその1つです。

ネットの通販サイトで購入するにしても、家具専門店まで直接足を運んで購入するにしても、この搬送作業というのは必然的な事であります。中にはベッド本体やマットレスを購入したとしても、搬入作業でつまづいてしまうというケースもあるんです。後述しますが廊下や階段、それからドアの構造・広さ・高さ等の影響で上手に運べなかったりするという事なで、もっと言えば「搬入経路に注意しないといけない」という事であります。

今回はそんなベッドやマットレスを運ぶ際の搬入経路に気を付けてもらうための記事にしたいと、そう考えています。

ベッドによっては搬入が簡単な場合とそうでない場合がある

搬入経路云々について説明したい所ですが、その前にどうしても書かせて頂きたい事があるので、ご了承下さいます様お願い致します。ベッドはご存知の通り、様々な種類があります。それと同じ様にベッドというのは搬入が簡単な場合と、そうでない場合も2通りあるのです。

  • ベッドの搬入が簡単なケースについて
  • まずベッドの搬入が簡単なケースについての説明から行きたいと思います。ベッドの搬入が簡単なケースというのは、これはベッド自体が組み立て式の場合がそうです。ベッドを構成するパーツがバラバラな状態ですから、まとめて部屋まで運ぶのが難しい場合にはパーツ毎に部屋まで運ぶという方法を取れば良いのです。

    詳しく言いますと脚・ベッド本体・ヘッドボードなどのパーツを別々に運ぶという事なります。この方法は組み立て式のベッドならではと言えますね。

    組み立てるのが面倒になりやすいというデメリットこそあるものの、廊下・階段・ドアの幅(広さ)・高さを前もって調べておく必要性が薄くなるというメリットがありますからね。

  • ベッドの搬入が難しいというケースについて
  • ベッドの搬入が難しいというケースについてですが、これは先ほどの組み立て式ではなく、既に組み立ててあるタイプでパーツをバラせないタイプのベッドによくあるケースではないかと思います。

    つまりは完成品のベッドの事ですが、こういったバラせないタイプのベッドは搬入が難しく、寝室まで運ぶのに大変苦労したというケースを多く聞きます(その中には搬入専門の業者に頼んで搬入してもらったという話もあります)。特にクイーンやキングサイズといった大きいベッドになると、搬入が困難になっていきます(言い換えれば大きければ大きいほど難しい、ですね)。

ベッド本体よりもマットレスの搬入が難しい場合がある?

ベッド本体、特に完成品でパーツをバラせないベッドを運ぶのは大変難しいというのは、既に書かせて頂いた通りです。それと比べると難しくはありませんが、組み立て式ベッドを搬入するよりかは難しい事があります。

それが「マットレスの搬入」です。

完成品のベッドと同じく、マットレスというのはその多くが基本的にバラす事が出来ません。分割式で搬入が簡単なマットレスというのもあるにはありますが、商品の数自体は通常のと比べると多くないので、その分値段が高くなってしまいます。そうした事情から大半の人は通常のマットレスを購入すると思いますが、分割できない事からも搬入が困難というデメリットがあるのは想像に難くない事でしょう(どのみちメリットとデメリットがあるのです)。

搬入経路に注意しないといけない理由

いよいよ本題でもある「搬入経路に注意しないといけない理由」について触れたいと思います。最初の序文でも少しだけ触れていますが、搬入経路につい注意しないといけない理由について、今から説明したいと思います。

なぜ搬入経路に注意しないといけないのかと言いますと家の廊下や階段、それからドアの構造云々によっては、搬入作業が難しかったり(あるいは出来なかったり)するからです。ドアについては広ささえあれば良いので階段や廊下ほど気にする必要は無いかもしれませんが、廊下や階段の構造については気を付けないといけません。

なぜ廊下や階段の構造に気を付けるべきなのか

搬入を行う際になぜ廊下や階段の構造に気を付けないといけないのか、もちろんそれは広さや高さもありますが、他にも大事な事があるのです。それは階段や廊下がカーブしていたり、あとこれは階段に言える事ですが途中でコーナーがあって90・180度回転しないといけない場合があります。そうした場合ですとベッドによっては異なりますが、余計に搬入が難しくなるケースが考えられてしまうのです。

例えば玄関から2階の部屋までベッド(あるいはマットレス)を運ぶとします。廊下や階段はカーブしていなかったとしても、最低1か所(というよりも基本的にはそうかもしれませんが)コーナーがあると思います。1階に寝室があってそこにベッドを搬入するというのであれば、搬入は難しくないと思いますが、2階に寝室があって~となると一気に搬入が難しくなるでしょう。

なのでベッドを購入する前に予め廊下や階段それからドアの高さを測る、それから廊下や階段がカーブしてたりコーナーがあるかどうかの確認を行うのがまず第一です。あと当然ですが購入予定のベッドの縦・横の幅、それと高さも知っておく必要があります。

ついでにですが搬入する際は搬入経路に移動が不可能な家具などの障害物が置かれていない事が前提であるというのも把握しておくべきポイントですので、是非とも覚えておいて欲しいと思います。

階段を使っての搬入には3人必要

階段を使って搬入を行う時、その作業には2人いれば大丈夫と思っているのであれば、それは間違いです。階段を使ってベッド(組み立て式は除く)やマットレス(分割可能なタイプは除く)を搬入する際には3人必要なんです。

まず階段の上と下それぞれで支えるために1人ずつ、それから天井の高さに気を付けたり搬入の指示を行うためにもう1人必要なのです。2人だけで運ぶとなると天井にぶつけてしまったり、コーナーの部分で上手く曲がれなかったりするので、そこは指示役が必要になります。なので階段を使っての搬入作業に3人必要という事です。

マンションに住んでいる場合

マンションに住んでいる方の場合でエレベーターを利用して搬入する際には、エレベーターの幅と高さも前もって調べて下さい。通常の戸建てのそれと違って、マンションに住んでいるという場合には、規模によって人数は異なると思いますが複数の人が1つのマンションに住んでいるのは確かです。

エレベーターを使ってベッドやマットレスを運ぶ際に上手くいかなかったりすると、マンションの他の住人の方々の迷惑になってしまいます。そうならないためにも先ほどのエレベーター、それとベット・マットレスの幅・高さを前もって調べるのがベターです。

最後に

今回の「搬入経路に注意する」は如何でしたか?
たかがベッドやマットレスの搬入じゃないかと思っている人も中にはいるかもしれなませんが、簡単に行上手くいきやすいわけではない事を考えると個人的には「されども搬入」ではないかと思います。なので搬入作業を出来る限り上手く行きやすくするためにも、そこは搬入経路には注意しないと自分自身もそう思う次第です。

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