夏の非常に暑い時期が過ぎ、いよいよ夕方~明け方まで涼しさを感じるという秋に突入した感があり、これまでの殺人猛暑といっても過言ではない夏は一体何だったのかと感じさせる今日この頃です。そんな秋を感じつつある今日この頃ですが、「冬に使う寝具をどうするか」について検討している人も早速表れ始める頃ではないかと思います。「まだ夏が終わったばかりなのに冬の寝具についてどうするか考えるのはまだ早過ぎる」と思っている人も多いと思いますが、夏の厳しい暑さを乗り切った今だからこそ、早い内にどうすれば良いかを検討するのも一つの手ではないかと思います。夏の終わりにまだ実感が沸かないという人もいるでしょうが、冬というのは夏とは真逆でとてつもない寒さが襲ってくる、これまた恐ろしい時期でもあります。
わざわざ言うまでもありませんが、実際に冬というのは室内に暖房がないと乗り切れない程に厳しいものがあるのは確かです。そんな厳しい寒さの襲う冬を乗り切ってもらうために、今回は冬に使いたい寝具を紹介する記事にしたいと思います。
冬に使いたいオススメの寝具紹介
では早速ですが、冬に使いたいオススメの寝具をいくつか紹介したいと思います。掛布団・敷布団・毛布の順番に紹介させて頂きます。
・冬にオススメの寝具(掛布団編)
冬にオススメの寝具、まずは掛布団編です。冬の時期にオススメしたい掛布団はトルマリン綿、あるいは上質な羽毛布団になります。
まずトルマリン綿が使われた掛布団ですが、これはトルマリンという鉱物を練りこんだ特殊な綿を原料にしています。トルマリンには遠赤外線を放出する性質があります。遠赤外線を放出するという事は血のめぐりを向上させる力があるという事が言えますから、
体の芯から温まりやすいという正に冬の時期には最適な素材なんです。これはもっと言えば「寝てもスッキリしないし力が漲(みなぎ)らない」という、ある種の倦怠感の解消にも繋がります。そうした効果を期待できる優秀な素材が使われているトルマリン綿の掛布団ですから、寒さのせいで体が冷えたりといった冬の時期にありがちな問題を解消しやすいというメリットがあるのです。
では次に羽毛布団ですが、これはなぜ冬にオススメなのかと言いますと、「軽くて暖かくてフワッとしている」といった理由から冬の寝具として人気を誇っているからです。羽毛布団には原料に水鳥のダウン(羽毛)が使われているのですが、布団内部の詰め物にこのダウンが50パーセント以上使われているという特徴があります。その詰め物の50パーセント以上にダウン使われている事によって「軽い・暖かい・フワッとした質感」の3つを実現しているのです。ダウンには外気の温度によって自然に開いたり閉じたりする性質があります。例えば夏は空気の流れを良くするために縮み、冬は広がって空気をたくさん含むといった感じです。さらには湿気を吸い取って外に出す性質もあるので、湿度調節機能もあります。そのため冬はもちろんですが、夏にもオススメ出来るという、そんな寝具ですね。
・冬にオススメの寝具(敷布団編)
冬にお勧めの寝具、今度は敷布団辺に移りたいと思います。冬にオススメの敷布団ですが、これは先ほどの掛布団編にもありますトルマリン綿、あるいは羊毛が使われた敷布団です。
まずトルマリン綿が使われた敷布団がオススメ理由ですが、掛布団と同じく遠赤外線の効果がその理由と言えます。遠赤外線特有の効果と言える「体を温める・血のめぐりを良くする」といった保温性に優れた効能が期待出来るので、そこはやはりオススメしないわけにはいかないでしょう、という事であります。冬は寒いともなれば、是非とも体を温めるべきですからね。
次に羊毛で出来た敷布団ですが。これも保温性に優れ、かつ吸湿性にも優れています。体を温め、かつ湿気を放出するのでジメジメし辛く、快適な睡眠を期待できます。ただし手入れが難しいというデメリットがあり、長い間放置してしまうと虫が湧いてしまう可能性もあります。そのため羊毛の敷布団の購入を検討している場合には、化学繊維が含まれた商品を購入するのが良いかと思います。
・冬にオススメの寝具(毛布編)
冬にオススメの寝具、いよいよ最後の毛布編に入りたいと思います。冬にオススメしたい毛布というのは化石サンゴ、またはキャメルで出来た毛布になります。
まず最初に化石サンゴで出来た毛布ですが、オススメの理由は化石サンゴ特有の遠赤外線を放出する効果による所が大きいですね。この遠赤外線効果は掛け布団や敷布団でも先述しているトルマリン綿と性質的には全く同じだと言っても過言ではないと思います。遠赤外線特有の「体を温める・血のめぐりを良くする」という、保温機能的な役割を兼ね備えている毛布の1つで、やはり冬場に使う寝具としてオススメしないわけにはいきませんよね。遠赤外線の他にも化石サンゴにはマイナスイオンの効果があるとも言われており、心身ともにリラックスさせる効果もあるのです。
人間はリラックスしている時というのは副交感神経(ふくこうかんしんけい)という自律神経が優位になるので落ち着いた睡眠が行いやすく、より気持ちの良い睡眠が実現しやすくなります。遠赤外線やマイナスイオンの効果が魅力的というのはもちろんですが、化石サンゴが使われている毛布にはもう1つのメリットがあります。それは値段が安めで入手が安易という事です。安い物では1万円以下で入手する事が出来るので、冬用の毛布を購入予定の人は化石サンゴのも検討してみてはいかがでしょうか。
さて化石サンゴの毛布の話が長くなりましたが、もう1つのキャメルで出来た毛布について触れたいと思います(キャラメルではなく“キャメル”ですからお間違いのない様にお願いします(笑))。これは獣毛を原料にした毛布になります。獣毛と言っても色々ありますが、キャメルの毛布に関してはラクダの獣毛が原料として使われています(キャメルというのがラクダを意味するので)。このキャメルの毛布ですが、これまで紹介した寝具に共通している保温性に優れているというメリットがあります。保温性の他にも保湿性にも優れているために、体を温め血のめぐりを良くする一方で湿気も放出するのでジメジメする事がないというのは良いですよね。
ただこれまで紹介した寝具と比べると、肌触りがチクチクする事から感触が良くないと感じる人もいるというのと、高級寝具なので値段が高め(1枚で10万円というのも)であるなど、デメリット的な部分が少し目立ってしまう所があります。メリットも少なからずあるので一応冬にオススメしたい毛布の1つとして紹介させて頂きましたが、キャメルで作られた毛布に関してはチクチクする感触が大丈夫で値段を気にしないという場合に限ってはオススメ出来る毛布ですね。
最後に
今回の「冬に使いたい寝具について」は如何でしたか?
この記事で紹介した寝具はいずれもが保温性に優れている事で、これは先述している事と思いますが冬場の厳しい寒さを乗り切るのは必須といっても過言ではありません。体を温めるというのが冬に使うべき寝具の最大のポイントですからね。
ただ寝具1つとっても原料として使われている素材1つで効果であったり入手のしやすさなど様々な部分で違いが出てくるので、自分の求めている寝具の素材、そしてその素材が使われている事での効果や質感を吟味する必要性が出てくると思います。