ベッドで寝るにしても、布団を敷いて寝るにしても、どちらにしても寝る時に使う必要のある寝具の1つとして枕があります。そんな寝る時の必須アイテム“枕”ですが、その枕に対して拘りというのを持っている人もたくさんいるのです。もちろん中には「たかが枕ではないか」と拘っていない人も多いと思いますが、枕その物の質や寝方など様々な部分で拘りを持っている人も結構いるというのが現状であります。
どんな物(あるいは物事)でも拘りというのを持っている人が多くいますが、それは枕1つとっても同じ事なんですよね。今回の記事では「枕に拘る」と題し、枕の拘りとは何かなど様々な事を書かせて頂きたいと思います。
枕に拘りを持つ上でのポイント
枕に拘りを持っている人というのはどういった特徴があるのか、気になりますよね?
そこで今から枕に拘りを持っている人の特徴というのをいくつか挙げさせて頂きます。
自分好みの高さの枕を選んでいる
枕に拘っている人の特徴としてまず一番挙げられる事の多いのが、この「自分好みの高さの枕を選んでいる」です。枕というのも実に様々で、デザインが商品ごとに異なるというのはもちろんですが、同時に高さ的にも高い物から低い物まであります。高さの良し悪しというのは人それぞれ好みというのがありますし、「低いのが好き」という人がいれば「高いのが好き」という人がいるのは当然の事ではないかと思います。そしてそれらの意見と同じ様な感じで「高くもない低くもない、それらの真ん中辺りの高さが良い」という人も中に入るのです。
こうして見ると高さの好みというのも割と千差万別ですね。
枕の高さに拘っている人というのは、その理由としては寝心地というのは大いに関係していると思います。特に首に負担が掛からない様にするべく、枕の高さが自分の首の高さと同じくらいの物を選ぶのがベターという風にされています。どちらかと言いますと高さが低めの枕を選ぶ人が結構多いみたいです(高さの低い枕のほうが首や肩への負担が少ないと感じる人が多いとの事です)。
低反発か高反発タイプの枕を選んでいる
枕に拘っている人の中には低反発と高反発と、タイプの異なる枕を選んだりもしているのです(この2種類の枕は当然異なる部分があります)。
まず低反発タイプの枕ですが、元々はアメリカの航空宇宙局であるNASAが開発した事で知られており、その名の通り反発力が低くて柔らかめの素材が使われているために感触的にも柔らかく、さらに沈み込むという特徴を持っています。この柔らかい感触と沈み込みやすさの2つが相まって頭にフィットしやすく、かつ首や肩にも負担が掛からないという事で人気を博している、それが低反発タイプの枕です。寝心地が良い故にしっかりとした睡眠がとりやすいという事で人気を博す理由ではないかと思います。
次に高反発タイプの枕ですが、これも名前の通り反発力の強いタイプの枕です。反発力を強めるためにウレタンという軽い・耐久性がある・反発力の強いという3つの特徴がある素材が使われ、反発力の高さによって首をしっかりと支える事ができ、安定した眠りが行えるというそんな枕が高反発タイプの枕です。世間一般としては低反発の枕と異なり、硬い枕として認知さている事が多いのが高反発タイプの枕です。ですが実際には頭を乗せると沈み込み、かつ頭を支えて首をしっかりとサポートする枕でもあるので、単なる硬いだけの枕ではないのが高反発タイプの枕です(もっとも低反発と比べて硬さがあるのは確かです)。
それから低反発のと比べて硬さがあるので寝辛いと感じている人も多いかもしれませんが、実は寝返りをうちやすい人が選ぶ枕が高反発タイプなのです。理由としては低反発の枕だと寝返りがスムーズにいかないのが、高反発枕だとスムーズに行くというのが挙げられます。人間は一晩の間におよそ30回、血液やリンパの流れを滞らせないために寝返りをうつのですが、これが行いやすいのです。あと肩の筋肉を休ませる目的でしっかりと支える事ができるので、1日の疲れからくる肩こりを解消させるというメリットもあります。
こういう風に書くと低反発よりも高反発タイプの枕のほうが優秀という感じに思うかもしれませんが、実情としては枕に拘りを持つ人の中には「低反発タイプの枕の方が良い」という人もいるので何とも言えないですね。ともかく低反発と航反発のいずれかの枕をセレクトする人もいるというのは確かです。
枕をオーダーする場合も
これも枕に拘っている人の傾向として見受けられるのですが、枕を製造するブランドにオーダーするという、カスタムメイド仕様の枕を作ってもらう人もいます。自分好みの枕を実際にネットショップも含めてお店で探すとなると、人によっては難しかったりしますからね。「自分の好みの枕とは感触や高さ的な問題で微妙に違う」という事もあり得たりすると思います。
ですが製造ブランドにカスタムメイドとして枕をオーダーするというのは、自分の要望を伝えさえすれば好みの枕を手に入れる事が出来ますから、本当の意味で枕に拘りたいという人にとっては最高の方法と言えるかもしれません。ただしカスタムメイド故に普通にお店で買うのと比べたら高くついてしまうというのが欠点になります(あとオーダーしてから商品が手元に届くまでにも期間が掛かってしまう事も)。とはいえ「自分好みの枕が手に入るのであれば金額は気にしない」という人にとっては最高の方法ではないかと思います。
枕を2つ重ねて寝る
これは市販されている枕の高さに物足りなさを大いに感じている人の話ですが、枕を2つ重ねて高さを高くして寝るという人もいます。とある有名芸能人の方でもこの方法を実践する人がいるのですが、曰く先述しているのと同じ事ではありますが、「市販の枕ではどんなに高さのある物でも物足りなさを感じてしまう」との事でした。実はその有名芸能人以外にも、そう感じている人は結構いるのです。
ただこの方法は人によってはメリットなる事もあれば、逆にデメリットになってしまう事もあるので一概にオススメする事が出来ません。というのも首や背中に対して悪影響を及ぼしかねないという意見があるのと、頸椎(けいつい)や脊椎(せきつい)の変形的疾患がある人にとっては神経を圧迫させない方法として有効だからです。もっとも頸椎や脊椎に変形的疾患の無い人にとってこの方法はある意味リスクがあるので、一度実践してみて首や背中に違和感が生じたら、2段重ねで寝るのを止めるのが賢明ですね。
使い慣れた枕を使用
枕に拘っている人の中には使い慣れた物を長く使い続けている人もいます。これは使い慣れている事から来る愛着感がその理由ではないかと思います。愛着がある故に手放せなかったり、使い慣れた枕以外は絶対に使いたくない、または他に良い枕が見つからなかったり同機は様々です。
定期的に洗える枕を使っている
枕は寝る時に必ず使う、別な言い方をすれば毎日使うといっても過言ではないと思います。毎日使うために汗が溜まっていくので定期的に洗わないとダニやカビの温床になってしまいます。枕の中には洗えない物もあったりするので、定期的に洗える枕を選んでいるというわけですね。
最後に
今回の「枕(まくら)にこだわる」は如何でしたか?
枕に拘っている人の特徴を知るための参考になれば幸いです。