ベッドの基礎知識

ベッドはどのくらいの高さが心地よいのか

ベッドで寝るというのは今や当たり前となっている時代、そんな時代ですからベッドその物や寝具、それから手入れ方法などベッドに関する事では色々とコダワリを持つ人が増えてきました。ベッドに関するコダワリ事としては「ベッドの高さ」、これについても取り上げないといけませんね。

というのもベッドの高さが高いかのが好みという人もいれば、反対に低い方が好みといった感じで、人それぞれ意見が分かれているのです。つまり「気持ちよく寝れるくらいのちょうど良いベッドの高さは人それぞれ」という事であります。

そのちょうど良いベッドの高さは人それぞれ異なるとはいう事は、いくつかのケースを紹介することが出来るという事でもあります。という事で今回の記事は、あくまでも大まかになりますが「人によってベッドの高さはどのくらいが心地よいのか」について紹介したいと思います。

ベッドはどのくらいの高さが心地良いか(低めの高さが好きな人編)

まず最初に低めの高さが好きな人が「なぜ低めの高さが好きなのか」、その傾向についての説明から始めさせて頂きます。低めの高さが好きな人は、その多くが「高いのが苦手」という傾向が強い様に思います。高所恐怖症であったり、そこまではいかなくとも「出来れば低めの高さの方が安心しやすい」、そういった方が低めの高さが心地良いとされています。

これは日本人というのは昔から布団を敷いて寝る事が多い民族だったので、それが大いに影響しているのか元来低い高さを好みやすい傾向だそうです。考えてみれば私自身も低い高さに落ち着く事が多いですね。高さのあるベッドだと寝相の悪かったりする人はベッドから落ちてしまう事もありますし、それによってケガをする事もありますからね。そう考えると「安心して眠れるのは低めの高さのベッド」という人が多いのも納得です(特にご高齢の方であれば高さのあるベッドには余計に不安視しやすいのではないかと思います)。

部屋の圧迫感を感じないのも心地よいと感じる理由

また「低い高さの方が安心して眠りやすい」というだけでなく、高さが低いことで部屋全体が広く見える事から部屋全体に圧迫感を感じないというのも、高さの低いローベッドが心地良いとされる理由ではないかと考えられます。あくまでも部屋が広くなるではなく「部屋が広く見える」、ですからお間違いのない様にお願いします。

圧迫感を感じてしまうと知らない内にストレスが溜まりやすくなるので中々眠りに付きにくいですから、ベッドにある程度の高さがあるせいでそう感じてしまうのであれば、高さの低いベッドが心地良いと感じるというのは決して想像に難くないと思います。結局のところ高さの低いベッドを好む人は「圧迫感を感じずに、かつ安心して眠ることが出来る」、これが理由という事になりますね。

ベッドはどのくらいの高さが心地良いか(高さのあるベッドが好きな人編)

高さのあるベッドの方が心地良いとされる理由にもいくつかありますが、その理由として真っ先に挙げられるのは「座ったり立ち上がりがしやすい」という点です。高さの低いベッドは圧迫感を感じず高いのが苦手という人にとっては安心して寝やすいのは確かです。ただその代わりの代償としてベッドから座り辛く立ち上がり辛いというデメリットがあるのです。このデメリットは足腰が弱い人にとっては特に苦痛ですらあるでしょう。さらには高さが低いという事は地面との距離が近いという事でもあるので、ホコリやハウスダストに対してアレルギーを持っている人はそれらを吸いやすいというデメリットもあります。つまり高さの低いベッドは座りにくく立ち上がりにくい・アレルギーの人が使うにはリスクがある、この2点があるのです。

その点高さのあるベッドは先述した通りベッドに座ったり立ち上がりがしやすいですし、なおかつ地面から高い位置にあるのでアレルギーを持っている人にとっては安心できるというメリットがあります。立ち上がりのしやすさを重視やアレルギーの心配がある人にとっては高さのあるベッドというのは正に心地よいと言っても決して過言ではないのです。

高さがある事で収納スペース付きなのも心地よさに一役買っているのでは

高さのあるベッドには収納スペースが付いている商品が多い傾向にあります。これは個人的な推測になりますが、その収納スペースが付いている事が心地良さに繋がっているのではないかと考えています。

それはなぜかと言いますと収納スペースが付いている事で洋服や下着などの衣類、それから本や仕事で使う書類などを入れるためのスペースが付いているわけですから便利に感じる、これがその理由です。つまり収納スペースがあって便利だからより心地良いのではないかという事なんです。

ベッドで眠るという観点からすれば「それはどうだろうか」と考える人もいるかもしれませんし、もっと言えば極論と思われる方もいるでしょうが、こういった考えも可能なのではと個人的にはそう思っています。

心地良い高さのベッドを見つけるためのコツ

先ほどまでの話を踏まえて、「心地良い高さのベッドを見つけるためのコツ」について書かせて頂きます。

  • 高さ的に高いのが好きなのか低いのが好きなのかハッキリさせておく
  • 自分にとって心地良い高さのベッドを見つけるにはまず明確な基準を持っておく事が大事です。高めのが好みか、あるいは低めの物が好みか、これについてしっかりと把握しておくのも大事な要素の1つです(あくまでも1つの要素ですから悪しからず)。

  • 高い低いそれぞれのベッドの欠点を知っておく
  • 高さのあるベッド・高さの低いベッドそれぞれにはデメリットというのが当然ながらあります。先述している事ですが高さのあるベッドは高いのが「苦手な人にはオススメ出来ない」・「高さがあるので部屋によっては圧迫感を感じやすい」というデメリットがあります。

    高さの低いベッドでは「座ったり立ち上がりがしにくい」・「地面との高さが近い事からアレルギーを持っている人にはリスクが高い」といった感じです。高さの高低によってデメリットも異なりますから購入前にはしっかりと把握するのも大事かと思います。

  • 直接ベッド専門店に足を運んで確認する
  • ネット社会と言われているこのご時世、最近ではベッドなどの大掛かりな品物もネットの通販サイトで購入する人も結構いる様です。直接足を運ばずに商品が届くという便利さから利用する人が多いのだと思いますが、「自分が予想していたのと違う」・「運搬途中で破損してしまった」などのトラブルに遭遇してしまうケースもチラホラ見かける事もあります。

    それを考えると面倒でもベッド専門店に足を運んで好みの商品を見つけるというのが一番理想的ではないかと考えます。ベッド専門店に足を運んで商品の使い心地を可能な限り試した方が自分にとって理想的な高さのベッドを見つけやすいですからね。どうしてもベッド専門店に足を運ぶのが難しいという場合には、商品のレビューを参考にしてみるのも商品選びの失敗リスクを減らす方法になります。

最後に

今回の「ベッドはどのくらいの高さが心地良いのか」の記事は如何でしたか?冒頭でも書きましたが「どのくらいの高さが心地良いのか」、それは人それぞれですからハッキリした事が言えない所ではありますが、それでも今回の記事が心地良いと感じる高さのベッド探しの参考になれば幸いです。

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